はじめての精油 グリーフケアに最適なメリッサ


メリッサ・レモンバーム

「アンチエージング」「グリーフ(喪失感)ケア」

 

真夏、照りつける太陽、熱風が吹きつけるビルの谷間、まぶしいネオンの下で冷えたビールを飲んで帰宅すると、昼間に溜まった熱気によって夜遅くまで寝付けないことがあります。何もかもがオーバーヒートしやすい時期だから選んだ精油はメリッサ(レモンバーム)。

先人達が活用したエピソードから学ぶのは心臓と若返りに働きかける、いわばアンチエージングとしての精油。そしてグリーフケアに有用な香り。

かなり高価ですので、気軽に使えないかもしれませんが、その場合はフレッシュなハーブを楽しんではいかがでしょう。

 

英名:Melissa(Lemon Balm)

学名:Melissa officinails(メリッサ オフィキナリス)

科名:シソ科

抽出部位:花と葉

抽出方法:水蒸気蒸留法

主要成分:リナロール、ゲラニオール、シトラール、シトロネラール

ノート:ミドル

ブレンドファクター:1

 

<働きと注意点>

レモンを思わせる香りには感情の起伏のバランスをとる作用があり、落ち込んだ心を陽気に楽しくしたり心を落ち着かせて穏やかにする働きがあります。

おもな用途として、抗アレルギー、呼吸器にもよいのですが、皮膚刺激のある精油ですのでトリートメントに使用する場合は、低濃度で使用すれば消炎作用があります。

月経不順や月経痛を和らげてくれます。ただ、通経作用がありますので、妊娠中の使用は避けましょう。

<ハーブティ>

レモンバームの葉、5枚ほどをポットにいれお湯を注ぎます。少し滅入った気分を回復させる働きがあります。気分が暗いときは心が荒れてもいる興奮状態。それをクールダウンしてくれ、情緒を明るく高めてくれる一杯。ハーブは手に入れやすいですのでお試しください。

<先人に学ぶ>

スイスの医師パラケルススはメリッサのことを「生命のエリキシル(万能薬)」と呼びました。

若返りの特性で名高く中東地域では強心剤として広く使われ提案した。

メリッサはローマ人の手でイギリスに導入されそれ以来広く知られたハーブとなっています。

14世紀にはフランスのカルメル会修道女たちがこの植物をトニックウォーターに加えました。

<心に働く作用>

親しい人を失った人々を慰め失ったものごとを直視するのを助け、明るい人生観を少しずつ人の心に染入らせる力があるとされています。パートナーや両親を亡くされた友人と一緒にハーブティを飲むのもいいかもしれませんね。

 

参考文献

「スピリットとアロマテラピー」 ガブリエル・モージェイ著(前田久仁子訳)フレグランスジャーナル社

「アロマテラピーのための84の精油」ワンダー・セラ著(高山林太郎訳)フレグランスジャーナル社

「アロマテラピー・コンプリートブック」上巻 林信光著 BABジャパン出版局

「フレッシュハーブティの本」 和田はつ子著 農文協